ライプチヒ中心部のメドラーファサードの地下。1525年創業の老舗で森鴎外やゲーテも通ったという自家醸造のお店。オルガンコンサート2回戦のあと、満を持してしけこむにはぴったりの穴倉感であった。
入り口にはファウストの場面から切り取った荘厳な像が飾られている。後ろの階段を回り込みながら地下に潜りこむ。
重厚な内装。
ただただ圧倒される迫力だ。
自慢の自家醸造ケラービア⑧を所望。ゴールドが鮮やかなのだが、味わいもそれに劣らず華麗。遥か南のミュンヘンのヘレスに近い。甘みさえ感じられる。苦味はほんの添え物だ。瓶の表面に水滴がつかない。つまり冷えていないのだ。
鴎外やゲーテの逸話などなくてもビールの味わいだけで二重丸だ。
憧れに憧れたライプチヒの夜が更けてゆく。
« オルガン演奏会② |
トップページ
| ツヴィッカウスルー »
« オルガン演奏会② |
トップページ
| ツヴィッカウスルー »
コメント