シュッツ
ハインリヒシュッツは1585年10月18日、バッハのちょうど100年前に黒ビールで名高いケストリッツで生まれた。シャイト、シャインらとともにドイツ初期バロックの「3S」と称えられる存在だ。1621年にドレスデンの宮廷楽長となり同地で1672年に没した。作品は声楽曲中心で器楽曲や室内楽は見かけないが、声楽曲は現代合唱団の主要なレパートリーになっている。
ブラームスはバッハにも劣らず尊敬していた。合唱曲とりわけドイツレクイエムの着想に影響を与えたと目される。
バートケストリッツ訪問の目的地の一つがシュッツハウスだ。醸造所からわずか150m。迷う余地のない道のり。
彼の父親は同地で宿屋を経営していた。黒ビールのケストリッツァー社の操業はシュッツの生まれる42年前である。父親の取引先だった可能性もある。
ビールとバロックが混在する街。
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