ブラームス研究所
ステファンくんの飼い主に教えられてたどり着いたのはブラームスインスティテュートだ。ブラームス研究所とでも解しておけばいい。リューベック音楽大学の付属施設。リューベック訪問の大きなモチベーションになった場所だ。ここに「ブラームスの辞書」を献本するのが目的だ。
ところが、開いていない。どうも夏休みらしい。これは諦めきれん。
呼び鈴を押したら中から男性が出てきた。オーキド博士みたいに優しい感じの人だ。事情を話してみると中にいれてくれた。「せっかく遠くから来たんだから」という感じである。
エントランスのブラームス像だ。「ブラームスの辞書」を名刺とともに手渡した。辞書の趣旨を英語で伝えた。パラパラとめくっていたが「大学には日本人の学生もいるので聞いてみる」とおっしゃった。執筆の趣旨は分かってくれたようだ。「ブラームス専用音楽辞典」というのはシンプルに伝わった。
展示を見て行けという。
「ブラームスの辞書」は晴れてブラームス研究所の蔵書になった。それも3冊だ。ずっと墓参の写真に供えてきたリースをお礼に差し上げた。
記事は冷静に書いているが、その瞬間は本当にうれしかった。
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