バッハのBWV538は「ドリアントッカータ」の異名で名高い。ニ短調なのに「♭」が付与されていない。教会旋法「ドリア調」然として聞こえるから「ドリアン」とされる。ピアノの白鍵をDから上にオクターブたどった音階と記憶している。
昨日、パッヘルベルのシャコンヌニ短調が、ブラームスの第四交響曲のフィナーレの素材になったバッハのカンタータ150番の下敷きになっているとはしゃいだ。
その楽譜を見て驚いた。
はっきりと「in d」とタイトリングされながら、左端の調号に「♭」が見当たらない。拍子の「3」という標記もおどろきだ。
つまりこれはドリア調だ。だからドリアンシャコンヌである。
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