カノンコード
パッヘルベルのカノンは4分音符8個分のベースが28回繰り返される上で、3声のヴァイオリンが追いかけっこをするという構造だ。8個の4分音符の進行は下記の通り。
- D
- A
- H
- Fis
- G
- D
- G
- A
3番目と4番目がマイナーコードになる。この進行こそが「カノンコード」と呼ばれている。J-POPのヒット曲にはこの進行が多いときく。人を感動させるための調味料みたいなものだ。パッヘルベルのカノンの成立がおよそ1680年頃とされているから、かれこれ340年前の進行なのだが、人の耳にはいまだに有効ということだ。ブラームスの「シューマンの主題による変奏曲」の第16変奏で似た進行が現れる。
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