キリストは死に繋がれしか
オリジナルは「Christ lag in Todenbanden」だ。下記の通りブクステフーデ以外の3名が採用している。
- バッハ BWV625、695、718
- パッヘルベル P58、59
- テレマン TWV31:27
見ての通りオルガンは賑やかなうえに。実はこのコラールはBWV4のカンタータの中核をなす。7つの楽章すべてが同コラールに基づくといういわゆる「コラールカンタータ」であるミュールハウゼンのブラジウス教会オルガニスト試験応募作品だと考えられ、最古期のカンタータと位置付けられている。
ブラームスはウィーンジンクアカデミー音楽監督時代に同カンタータを演奏会で取り上げている。だから本作にまつわるさまざまな蘊蓄はすべて承知していたと考えられる。
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