TWV51:G9
テレマンのト長調ヴィオラ協奏曲の作品番号だ。「51」は独奏楽器1本の協奏曲を表す。「G9」の「G」はト長調で「9」は独奏楽器1本のト長調協奏曲の「9番目」という意味である。
バロック時代のヴィオラ協奏曲の貴重なレパートリーの一つだなどどいっている場合ではないくらいレアだ。テレマンの協奏曲はひとまずおよそ130曲知られていて、このうち独奏楽器が1本のものが57曲ある。ヴァイオリンが最も多くて26曲あるのだが、ヴィオラは本日話題のト長調1曲だけだ。
さらに独奏楽器2本以上の協奏曲に範囲を広げて探してもヴィオラは独奏楽器に選ばれていない。ヴィオラと通奏低音の二重奏曲を探すとわずかに見つかるが、これはガンバとの持ち替えだったりするので怪しい。
どういう経緯で作曲されたかはわからぬが感謝だ。
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