テレマンの方針
この程、入手したテレマンの「鍵盤楽器作品全集」の中、TWV31:19-20を背負ったコラール前奏曲「Schmuecke dich,,o liebe seele」(装え我が魂よ)があってブラームスの」op122-5と比較できると書いたばかりだ。バッハに比べてテレマンはサクサク耳に入ると感じた。TWVV31:19とTWV31:20が同コラールをベースにしているのだが、楽譜を見てさらに理解が深まった。まずはTWV31:19
バッハとの違いというなら、足鍵盤のパートがないから、楽譜が2段で収まっているのがすぐに目に付く。さらによく見ると、TWV31:19 は三声である一方、TWV31:20はニ声になっている。バッハのコラール前奏曲は四声であることが多い。まれに五声になることもあるくらいだ。テレマンは24のコラールに基づく48のコラール前奏曲を書いたと言える。24曲すべてについて、三声と二声に編曲しているから48になる計算だ。
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