調の選択肢
曲数6を内蔵する8つの曲集の話をする。バッハの作品の話だ。
- オルガンのためのトリオソナタ 525~530
- イギリス組曲 806~811
- フランス組曲 812~817
- パルティータ 825~830
- 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 1001~1006
- 無伴奏チェロ組曲 1007~1012
- ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 1014~1019
- ブランデンブルク協奏曲 1046~1051
これらを構成する各々の曲の調性をカウントする。
- Cdur 3曲
- Cmoll 5曲
- Ddur 4曲
- Dmoll 5曲
- Esdur 3曲
- Edur 3曲
- Emoll 3曲
- Fdur 3曲
- Fmoll 1曲
- Gdur 6曲
- Gmoll 5曲
- Adur 2曲
- Amoll 3曲
- Bdur 2曲
- Hmoll 3曲
使用されている調は上記15種類。これがすでに驚異的だ。クラヴィーアの教育用作品として名高いインヴェンションとシンフォニアで採用されてる調と完全に一致する。バッハにとっての「常用調」とみるべきだ。
となると唯一のヘ短調ヴァイオリンソナタ第5番BWV1018がやけにまぶしい。
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