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2019年5月21日 (火)

頭出しCD集

実を申せば先に紹介した「オルガンインデックス」作成の目的は、こちらだった。バッハのオルガン作品はコラールに起因する作品とそうでない作品に大きく分けられる。後者は「オルガン自由曲」と言われているが、慣れるまでは厄介だ。

コラール起因であれば、歌いだしの一行目がタイトル扱いされる。ドイツ語に慣れてくれば脳内頭出しは容易である。ブラームスの器楽作品であれば作品番号を言われれば冒頭旋律をすぐに脳内呼び出し出来る。全楽章で可能だ。あるいは逆、任意の旋律を聞かされれば作品名と楽章を即答できる。メジャーな声楽作品でも事情は同じであるのに対し、バッハのオルガン自由曲は難解だ。「前奏曲とフーガ」やら「トッカータとフーガ」など似たようなタイトルに調性とBWV番号の羅列となる。脳味噌の反応がブラームスに比べて数段鈍い。

対象はオルガン自由曲だ。BWVで申せば525番から598番まで74曲。525番から530番のトリオ6曲と592番から596番までのコンチェルト5曲は、もう脳内インプットが出来ているから除外する。561、567、571、576、580、581、597の7曲はバッハ本人作でないとか、断片とかでCD収録がないから省くとして総計56曲となる。

これら56曲を一つずつBWV番号順にUSBに取り込む。CDだと1枚に収まらないから媒体だとUSBがいい。自宅でもマイカー内でも簡単に目的の曲にたどり着ける。

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