横展開の挫折
バッハ、ブクステフーデでオルガン自由曲を作品番号順に収録したプライヴェートCD集を作ったとはしゃいだ。しからばとばかりにテレマンで試みたがあっけなくとん挫した。
テレマンのオルガン自由曲は小さなフーガが20曲だけ。我が家のCDにはそれらが作品番号順に1枚に収まっているから、わざわざ作る意味がないからだ。
かくなる上はパッヘルベルだとばかりに手持ちCDをかき集めて愕然とした。ブックレットに作品番号の記載がない。これいかにと調べるとパッヘルベルの作品番号は「P」「T」「PC」の3つの系統があって、どれもが完璧でない。例えば名高い「カノンとジークニ長調」は「P37」「T337」「PC358」である。だからブックレットに作品番号の記載がない。ジャンル名と調性から目星をつけるにも同名同一調が複数あることが多く、お手上げである。
かくなる上は奥の手レーガーかと奮起したが、これまた挫折。響きに慣れることが出来ず気合が続かなかった。
ブクステフーデで作れたこと自体相当ありがたいことだと思い知った。
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