はたしてシャコンヌか
バッハが楽譜上に「Ciaccona」と明記している作品は2つしかないと述べた。
明記されてはいないものの折り目正しいシャコンヌがあると物の本に書いてあるのがヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番ホ長調BWV1016の第3楽章だ。
平行短調の嬰ハ短調4分の3拍子の冒頭4小節間、チェンバロの左手が奏でる主題が15回反復されると明記されているのだが、私にはそう見えない。少なくともピアノの左手は15回反復しない。
曲中長調に触れる瞬間はただただ美しい。
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