アルプ・シュニットガー
北部ドイツ最大のオルガン製作者と位置付けられる。ハンブルクヤコビ教会で彼のオルガンを聴いたときは鳥肌がたった。ニコライ教会はいまでこそ廃墟だけれど、彼の製作したバロック期最大のオルガンがあった。オルガン自体は1842年の大火で焼失したという。彼の工房は欧州中から注文が舞い込む一大コングロマリットの様相を呈していたそうだ。楽器としても工芸品としても一流というのが特徴だ。
ブログ「ブラームスの辞書」渾身のバロック特集のホームストレッチ「シャコンヌ特集」に割り込んで今日、この記事を発信するのは訳がある。本日は彼アルプ・シュニットガー没後300年の記念日だ。1719年7月28日に埋葬されているから、正確には埋葬の記念日というべきか。1648年の生まれだから、ブクステフーデよりは11歳年下で、パッヘルベルより5つ年長という世代。
そう、7月28日はバッハの命日でもある。すごい機縁を感じる。
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