ブラームスバロック
ブログ「ブラームスの辞書」でバロック特集開催中の今、ぴったりのCDがある。
ピアニスト、デトレフ・クラウス教授のCDでタイトルがそのものずばりの「ブラームスバロック」だ。
- バッハ・ブラームス編曲 左手のためのシャコンヌ
- グルック・ブラームス編曲 ガヴォットイ長調
- ブラームス 弦楽六重奏曲第1番 第二楽章ピアノ版
- ブラームス ヘンデルの主題による変奏曲
作品の選択に隠しテーマ「クララ」があることは大変印象的で、演奏も申し分ない。1番のシャコンヌは同曲の演奏としてもっとも気に入っている。2番のガヴォトは超癒しだ。グルックは1714年生まれ。バッハの次男カールフィリップエマニュエルと学年違いの同い年で、没年も1年違いの彼をはたして「バロック」扱いしていいのか疑問もあるが、「こまけーこたあいいんだよ」と言われそうだ。
他にもいろいろ興味深い。CDのトラックが1曲1トラックになっている。変奏曲の個別の変奏に1トラックあてるCDが多い中異例だ。
3番目、ブラームス自身が自作をピアノ独奏用に編曲してクララ・シューマンに献じた作品だが、これの何がバロックなのだろう。
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