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2019年8月 2日 (金)

オノフリ

エンリコ・オノフリさんはイタリアのヴァイオリニスト。ビオンディ、カルミニューラとならぶイタリアンバロックヴァイオリンの三羽烏だと思っている。本領はイタリアンバロックにあるのだが、バッハにも貴重なCDがあった。無伴奏ソナタとパルティータのうち、ト短調ソナタとニ短調パルティータ、ホ長調パルティータが収録されている。添付されているライナーノートには自作の解説が記されている。もちろん和訳したものだ。一連のバッハの無伴奏作品に関する考えが赤裸々に語られている。

名高いシャコンヌの中間部、ニ長調に転じるとろこの冒頭を、シャコンヌの権威ヨアヒムがピアニシモで弾いたことが現代に至るも踏襲されていると。ヨアヒムへの敬意を慎重に強調しながらも、決然と異を唱える。当時の状況をもっと反映させた演奏をというすさまじい意欲が感じられる。

なんとなんと、ブラームスによるシャコンヌの左手ピアノの編曲に言及する。シャコンヌのオリジナルには、楽譜上では和音で書かれながら、実際にはアルペジオと指定された箇所の処理について、ブラームスの実直な編曲がとても参考になったと告白している。いやはやうれしい。

 

 

 

 

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