没後840年
本日9月17日はヒルデガルドフォンビンゲンの命日。1179年に没しているから、840年忌である。彼女は宗教家、薬草学者、著述家である上に、誰がどうやって調べたか、ローマ時代以降初の女流作曲家だという。作品のいくつかはCDになっている。バロック特集を進める中で、ドイツの古い音楽について情報収集が進むにつれて、徐々に視野に入ってきた。なんせ古い。没年を見てお気づきの通りだ。「いい国作ろう鎌倉幕府」の1192年より古い。つまり平安末期の人だ。バッハよりざっと500年さかのぼる。
ロマン派の時代には、クララ・シューマンの他、メンデルスゾーンの姉ファニー、マーラーの妻アルマなど女流作曲家もちらほら出て来るが、そこからだとおよそ700年だ。偉大な先輩の没後840年がクララ・シューマン生誕200年記念の特集期間内にやってくるというのも、ブログ運営上のセールスポイントになる。
加えて、わがブログ的にはずせないことがもう一つある。彼女は史上初めてビールにホップを添加した。ビール史的にも大切な人だ。
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