未聴CD
読んで字の如く「まだ聴いたことがないCD」という意味だろう。実際にはもう一つの意味で用いられてこその言葉だ。すなわち「入手済みのCDのうちまだ聴けていない」という意味だ。
世の中には膨大な数のCDが存在するから、どんなマニアでも聴いたことがないCDの方が多いに決まっている。入手不可能のCDは聴けなくて当たり前だ。むしろ入手していながら、時間の都合で聴けていないという状態こそが、議論に値すると感じる。
CDショップの店頭やオンラインショップの画面を眺めているうちに、購入を決断したCDのうち、聴いたことがないCDがバカになら枚数に達しているマニアは少なくないと聞く。未聴CDの演奏時間の合計と残りの人生の余暇時間を比較して絶望している層もいるらしい。ある種の病とも思われる。CDを所有することが目的になってしまい買ったCDを聴かないという症状だ。
私はブラームスに関しては未聴CDは無い。iPodのおかげで時間を効率よく使えるようになって尚更万全になった。買ったが最後ちゃんと聴いているということだ。むしろ対処に困っているのは、1度聴いただけで2度と聴いていないCDだ。
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