雨の歌を聴きに
一昨日、ヴァイオリンソナタ第一番を聴きに行った。竹澤恭子先生の演奏だ。
クララ・シューマンのヴァイオリンとピアノのためのロマンスで始まったのは今年が生誕200年だからに違いない。そして「雨の歌」が続く。休憩後はショーソンやクライスラーなど。率直な印象としては、休憩後に長いアンコールがあった感じ。
それはそれはもう期待以上のブラームスだ。おそらく構成上の山場は第二楽章なんだろう。全てそこからの逆算で成り立っていた印象だ。暖かくて深くて。第三楽章の途中で再現したときは鳥肌がたった。音がきれいだからどんな曲にも説得力がと言ってしまっては元も子もない。ブラームスってやはり深いなと再確認させてもらった。
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