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2020年1月13日 (月)

令和百人一首02

【003】額田王

 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る

【004】足利義尚

 摺衣君が袖振る春雨に紫野行き菫摘みてむ

【コメント】今後も歌人名赤文字は女性とする。額田王の本作は、万葉集屈指の秀詠。相聞歌にも見えるが、宴席での余興とされる。「野守」や「君」をさまざまに解する向きがある。本来本作との番いは、大海人皇子の返歌「紫の匂へる妹を憎くあらば人妻故に我恋ひめやも」とするべきところ、足利9代将軍の詠を抜擢した。足利義政の嫡男だが24歳で急死したプリンス。「摺衣」は山藍、つゆ草を原料にした花木柄の染衣だ。古来「袖」と言えば「濡らす」か「振る」かのどちらかだ。加えて濡らす原因は「涙」だし、振る相手は「恋人」と相場が決まっていた。本作は「振る」方だ。「摺衣」を強調したいだけの言葉のお遊びに過ぎまいが華麗だ。万葉屈指の歌に本歌取りをかます征夷大将軍を合わせることで、「紫野袖振り歌合せ」という趣向。

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