ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 令和百人一首02 | トップページ | 令和百人一首04 »

2020年1月14日 (火)

令和百人一首03

【005】大伯皇女

 二人行けど行き過ぎ難き秋山をいかにか君が一人ゆらむ

【006】大津皇子

 百伝ふ磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ

【コメント】2人は天武天皇を父とする同母姉弟だ。お姉さんは「おおくのひめみこ」と読む。万葉集に6首採られているが、全て弟を案ずる歌ばかり。弟の大津は日本書紀において「詩賦の起こるところ大津に始まる」と絶賛される人物。ところが我が子草壁皇子を皇位にと欲する持統にとっては邪魔者。謀反の罪を着せられ死罪。本作は辞世という位置づけだ。今後「令和百人一首」には辞世の句がいくつか現れるが本作はその最初である。身の危険を察知した大津は伊勢の斎宮だった姉を尋ねる。面会の後、大和に引き返す弟の帰路を案ずるのが姉の作品。姉6作全てが人々に読み継がれているのは、つまり大津の死が理不尽だった証拠だろう。全部採用したいくらいだ。個人の趣味として現在推量の「らむ」が大好きで「令和百人一首」選定のさいの大きなファクターになった。本作は現在推量の「らむ」初出である。命をキーにした「姉弟歌合わせ」という趣向である。

« 令和百人一首02 | トップページ | 令和百人一首04 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 令和百人一首02 | トップページ | 令和百人一首04 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ