ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 五重本歌取り | トップページ | 謹んで提案する »

2020年2月23日 (日)

エア奏覧

「奏覧」とは、天皇の命令で選定された「勅撰和歌集」が完成したのち、選集を命じた天皇にお見せし承認いただくことをいう。天皇のお気に召さない場合にはダメ出しもあり得たが、これをもって勅撰和歌集は正式に完成と見なされる。勅撰和歌集ならではのとても大切な儀式だ。

私の「令和百人一首」は天皇の命令ではない。だから奏覧も何もあったものではないのだが、令和初めての天皇誕生日に際して発信する本記事をもって、「令和百人一首」を今上陛下に奏覧奉るつもりとする。つまり「エア奏覧」だ。

「令和百人一首」の作成を思い立ったときはまだ、平成だった。その後改元の10連休から選定を始めた。同時に即位に伴う一連の儀式を見聞きするにつけ、心が揺さぶられたと告白する。生前退位ならではの人々の笑顔、皇居に押し寄せる人の群れ。普段気にも留めない天皇の存在が、和歌史を勉強する心にみるみるしみ込んできた。こちらは還暦、定年退職の記念であるのに対し、同い年の陛下はここから即位するという話の大きさに圧倒された。

だから、今日お誕生日をお祝いするとともに、謹んで謹んで謹んで謹んで謹んでわが「令和百人一首」を献上し、エア奏覧とする。

「山は裂け海は浅せなむ世なりとも君に二心我があらめやも」SWV663の心境だ。

« 五重本歌取り | トップページ | 謹んで提案する »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 五重本歌取り | トップページ | 謹んで提案する »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ