ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« うるう年4回目 | トップページ | 令和百人一首27 »

2020年3月 1日 (日)

令和百人一首26

【051】藤原為家

 梔子の一入染めの薄紅葉岩出の山はさぞ時雨るらむ

【052】後嵯峨院

 袖触れば色まで移れ紅の初花染に咲ける梅が枝

【コメント】ハーフタイム明け後半のキックオフ051藤原為家は050藤原定家の息子。親子裏合わせであるばかりか049の藤原俊成からの三代を「令和百人一首」中央に連ねて敬意を表する。為家は若い頃、歌の鍛錬をそっちのけでサッカーならぬ蹴鞠に没頭して父を嘆かせたというが結局、勅撰和歌集の撰者を2度務めるという栄誉に浴した。彼に始まる作歌上の新機軸は多いのに、なだらかな詠みっぷりゆえ、気づいてもらえないというのが特徴らしい。勅撰和歌集デビューは9番目の新勅撰和歌集だから、源実朝と勅撰同期だ。梔子は「口無し」を想起させ、それが岩出つまり「言はで」に結びつく。気持ちを言えない恋の歌ではあるのだが、あまりに華麗だ。岩出はどこぞの歌枕。「一入染め」は「ひとしおぞめ」と読む。梔子の染液に一度だけ浸した染め物ということだ。染め物に対する関心は現代からは想像もつかないくらい高かったから、作品の中に染め物用語がよく出てくる。お叱り覚悟で和歌界のチャイコフスキーと認定する。

次の後嵯峨院御製もまた染めの流れだ。彼の父は土御門院だから、後鳥羽院の孫ということになる。祖父顔負けの大歌人で10番目と11番目の勅撰和歌集の選集を命じた。在位中2度の下命は史上4名だけだ。流麗なお歌の数々に言葉を失う。和歌のドヴォルザーク。「梅の花がきれい」と言いたいだけなのに延々四句も費やして贅沢に「梅の花の色が紅の初花染みたいで、触れたら色が移りそうだ」と言い放つ。

つまり「染歌合せ」だ。

« うるう年4回目 | トップページ | 令和百人一首27 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« うるう年4回目 | トップページ | 令和百人一首27 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ