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2020年3月 4日 (水)

令和百人一首29

【057】永福門院

 木々の心花近からし昨日今日世は薄曇り春雨の降る

【058】進子内親王

 咲け添ふ梢の花に露見えて音せぬ雨の注ぐ朝明け

【コメント】永福門院は伏見院の后だ。勅撰入集138を誇る。夫伏見院亡きあとも京極派を束ねる歌力とリーダーシップの持ち主だった。本作は木々をさりげなく擬人化した初句、字余りワンブレスあって何事ぞと思わせて、あとは結句「春雨の降る」まで一気。開花を待つ気持ちをぐっと抑え淡々と目前の雨を詠む。そのことでかえって花を待つ気持ちが伝わる。「春雨の降る」を「春雨ぞ降る」にしないのはどうした意図か聞いてみたい。係助詞1個を自在に出し入れする女子のひらめきか。和歌界のアルママーラー。

進子内親王は伏見院の娘だが、母親は永福門院ではない。京極派のセカンドアルバムともいうべき風雅集で勅撰デビュウの可憐な歌人。「咲け添ふ」は「ひらけそう」と読む。花びらの露と雨を間違えた意外感を「音せぬ雨」の一言で描き切る着眼と言い回しの繊細さは家持の「音のかそけき」にも匹敵する。ピアニシモを縦横に操る京極派の真骨頂と見た。

つまり今回は「京極派・雨歌合せ」である。ブラームスのヴァイオリンソナタが似合う。

 

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