我こそは撰者
昨日、還暦記念「令和百人一首」の公開が完結した。撰者は私である。
ほぼ1年半前、還暦を自ら祝うためのブログ上企画を考え始めた。その結論が「自選百人一首」であった。ちょうど令和改元もあって、構想はみるみる膨らんだ。日本史一般と和歌史を俯瞰するという根幹に加えて様々なアイデアを盛り込んだ。基本は古今の秀歌に出来るだけ触れることだったと断言していい。一旦は収載を決意しながら断念した歌人は50名を超える。日本史一般に偏り過ぎると、有名人のつまらぬ歌の割合が増える。あるいは有名武将の辞世ばかりがあふれる。かといって和歌史に寄りすぎると「どちらさん?」という歌人ばかりになる。むずかしいかじ取りだった。その歌が好きかどうかだ。初対面の人にその歌の話題で15分つなげるかという基準だ。
小倉を選んだ定家はきっと楽しんだはずだ。私ごときがこんなに楽しかったのだから。きっと彼と撰者の苦労話が出来る。
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てぃんぱにゃ~さま
これはこれは、嬉しいコメント。
還暦祝いとは言え、お叱り覚悟の脱線でしたが、心強い限りです。
投稿: アルトのパパ | 2020年4月 9日 (木) 16時36分
めっちゃ楽しかったです!
定家とお話してる横で、この歌集に曲を付けてピアノ弾いてる人がいそう♪
お疲れ様でした&ありがとうございます。
投稿: てぃんぱにゃー | 2020年4月 9日 (木) 06時28分