ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 跡しめて | トップページ | 呪文としての「ぞ」 »

2020年4月25日 (土)

「まし」の魔法使い

「脳内補正語」第2弾。

  1. 吾を待つと君が濡れけむ足引きの山の雫にならましものを
  2. ほととぎす声待つほどは片岡の杜の雫に立ちや濡れまし
  3. 世の中に絶へて桜の無かりせば春の心はのどけからまし
  4. 天の川川辺涼しき七夕に扇の風をなほ貸さやまし
  5. 行き暮れて木の下影を宿とせば花や今宵の主ならまし

助動詞「まし」だ。そもそも助動詞は難解だ。ニュアンス1個の繊細な出し入れを一手に引き受ける感じ。「まし」はその筆頭格だ。反実仮想だったり「悔恨」だったり「ためらい」だったり「軽い希望」だったり。変幻自在である。複数ある機能のうちのどれだか判らぬ使い方で、曖昧さをもてあそぶのが新古今の業だ。調性を意図的にぼかすブラームスに通じる手法だ。

« 跡しめて | トップページ | 呪文としての「ぞ」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 跡しめて | トップページ | 呪文としての「ぞ」 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ