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2020年4月20日 (月)

出典分布

「小倉百人一首」収載歌の出所は、全て勅撰和歌集だ。その構成は以下の通り。

  1. 古今 24
  2. 後撰 6
  3. 拾遺 11
  4. 後拾遺 14
  5. 金葉 5
  6. 詞花 5
  7. 千載 15
  8. 新古今 14
  9. 新勅撰 4 源実朝はここ。
  10. 続後撰 2 後鳥羽院、順徳院

説明が要るのは10番目の続後撰だ。成立は定家没後だからだ。後鳥羽院、順徳院は承久の変の戦犯扱いだったからか、幕府に忖度してか定家は選ばなかったので、その子為家が加えたとも取り沙汰される。事情があるはずだ。万葉歌人もこれらのどこかに包含されている。たとえば大伴家持は新古今だ。

さて、わが「令和百人一首」は悩ましい。勅撰和歌集の編纂が途絶えた後の時代も収載の対象としたからだ。以下に出典を示す。

  • 万葉集 11
  • 古今 3
  • 拾遺 1
  • 金葉 1
  • 千載 6
  • 新古今 9
  • 新勅撰 1
  • 続古今 2
  • 続拾遺 1
  • 玉葉 2
  • 風雅 3
  • 新後拾遺 1
  • 新葉 1

計42首。残りは私歌集か、勅撰以外の和歌集。不明も含む。万葉集が11首というのが対小倉としては特徴的。古今の激減は明らか。新古今躍進も顕著。選挙報道めいてきたが、この分布、選定中は意識していなかった。100首確定後に分析して自分でも驚いた。無意識だったからこそ、私の脳内組成を忠実に反映している。「新古今・千載」脳だということの他、玉葉、風雅にもうっすらとピークがある。

この組成、定家さまと盛り上がれそうだ。

 

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