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2020年5月26日 (火)

新古今ラヴ

ある意味ほぼ「べたな展開」だ。ここまでの記事の流れからして当然の帰結。私は新古今和歌集が好きだ。

勅撰和歌集21に加え、準勅撰の新葉和歌集に万葉集を加えた23の和歌集の中で、新古今和歌集を最も愛する。10歳で小倉百人一首を暗記して始まった私の和歌ライフは、その後高校時代に万葉集に展開し、そこから現代短歌に飛び火した。30歳になるまでに数千の歌を詠んだが、そこで挫折してそれっきり放置した。クラシック音楽への傾斜もあって、和歌は脳内マインドシェアを下げた。

令和改元と還暦を機に、百人一首自選を志し、抽出を進める中から、私自身の歌の趣味が、図らずも確定していった。「断固新古今」だ。後鳥羽院を中心とするサロンは百家争鳴で華麗だ。飽きることはない。古代から現代まで続く和歌の歴史上、特筆すべき「極盛期」を形成すると断言する。

そこに至る「千載和歌集」とその後の京極派「玉葉」「風雅」が広大な裾野を形成するという構図を思い描いている。

思えば音楽でもそうだった。単にクラシック好きといって情報収集するより、誰か好きな作曲家が居て、そこを根城にあれこれ深堀りするほうが、圧倒的に効率がいい。音楽ならブラームスである。すでにドヴォルザークやバッハに展開した。和歌は源実朝である。実朝しか知らずに「実朝好き」と連呼するのはいかがなものかと思い、まずは和歌史を学び、壮大な和歌史の流れにそっと実朝を置いてみた。それでもやはり実朝を愛するかと自問する中でのみ「実朝ラヴ」を主張し得る。

浮かび上がったのは「新古今にタッチの差で間に合わなかった実朝」だ。10代で「新古今」「古今」「万葉」をはじめとする和歌史の堆積物を、効率よく吸収し、それらをベースに個性を開花させたと実感できた。実朝を万葉調と決めつけることへの違和感も芽ばえた。

和歌史への深い深い敬意と、新古今大好きのフィールドあってこその実朝だ。万葉礼賛が一般化している今、「嫌い」というと理由を訊かれるのが万葉集で、「好き」というと理由を訊かれるのが「新古今」ではあるのだが、思えば嫌いというと理由訊かれるモーツアルトで好きというと理由を訊かれるブラームスであることを思うと断固新古今だ。

 

 

 

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