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2020年6月 9日 (火)

旧国名で見る日本地図帳

いやはやなんともご機嫌な本。店頭で何気なく手に取って即購入した。

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日本全国が県ごとに収載されている地図帳なら珍しくもないが、旧国名ごとに収載となるとお宝だ。ときどき興味深いコラムもはさまる。現在の県境と微妙にずれていたり、目からウロコな情報満載である。たとえば相模の国は普通神奈川県を思い出すけれど、川崎市と横浜市は相模の国ではなく武蔵野国になっている。

鉄道や高速道路はもちろん記載されていない。街道と宿場、寺社と城が記載のメインだ。その他遺跡、名所がいくつかある。和歌に登場する地名「歌枕」のいくつかがこのうちの名所にヒットする。格別の楽しさだ。国ごとの人口も江戸時代のデータが乗っている。和歌の時代である平安時代とは微妙にずれるが大問題ではない。古代の行政区分についても細かな解説がある。奥州の入り口「白河の関」に京都から出かける場合、鉄道にしろ自動車にしろ首都圏を経由するのが現代では一般的だが、当時は違う。岐阜→長野→群馬→栃木というルートになる。いわゆる東山道だ。

千葉県は北から下総、上総、安房に分かれる。国名の先頭に来る「上」「下」は京都に近い方が「上」になるので、古代は下総より上総のが京都に近いことになる。京都から新幹線なら東京を経由するから京都により近いのは下総のはずだが、当時は浦賀水道「走水」を船で渡るのがメインだから上総の方が京都に近いのだ。

とにかく飽きない。

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