チェンバロ協奏曲ニ短調
BWV1052を背負うチェンバロ協奏曲だ。元々ヴァイオリンを独奏楽器とする協奏曲だったのを、バッハが1台のチェンバロ用に編曲した。編曲したのはバッハ本人で間違いがないのだが、原曲のヴァイオリン協奏曲自体もバッハ本人の作かどうかには議論の余地があるという。
このコンチェルトをブラームス本人が演奏したことは確実だ。なぜならブラームスは同コンチェルトの第3楽章のカデンツァを作曲しているからだ。
当初、ピアノ演奏家として台頭したという経歴だから、演奏会でコンチェルトを弾くのは珍しくない。その際、カデンツァを自作したのも自然だ。
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