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2020年9月16日 (水)

疑問の根っこ

バッハの残した器楽作品が何かと6曲一組だと述べてきた。加えて記事「トッカータ」では、元来7曲のトッカータのうち、7番ト長調が様式的に浮いていることを根拠に、「やっぱり6か」と色気を見せておいた。

現代に伝えられているバッハの作品は、厳密な出版管理の結果ではない。ブラームス作品は、出版が作曲者本人に管理されていたから、残された作品の全貌がそのまま「残したいと欲したブラームスの意図」を反映しているのに対し、バッハはかなり多くの作品が散逸している。現代の愛好家が参照可能な作品リストは、「運よく散逸を免れた作品」のリストであるとも言い換え得る。

だから、器楽作品が何かと6曲一組が多いとドヤ顔で指摘したところで、「それは、必ずしもバッハの意図ではないでしょ」と、鋭い突っ込みを誘発する。ブランデンブルク協奏曲を6曲としたのはバッハ自身だし、ヴァイオリンやチェロのための無伴奏作品が6曲であることも、おそらくバッハ本人が絡んでいるにしてもだ。

問題を言い換えることにする。

「散逸を免れた結果残る作品が何故いつも6曲なのか?」ということだ。

 

 

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