基本はバッハ
1992年に音楽之友社から出された本。ハーバード・クプファーベルクというアメリカ人が著者で、その和訳だ。短いコラムの堆積でサクサク読める上に、最初から順番に読むとそれがバハの生い立ちのトレースにもなっている。切り口も語り口も斬新で、驚きのネタにあふれている。
著者の苗字の綴りは、Kupferbergだ。おそらくドイツ移民の子孫だ。ドイツ語だと解するなら「銅山」の意味である。古書店で購入したが1600円。もともと1400円なのに古書で値上がりしている。つまり引く手あまたということだ。読んでみてそれも納得だ。
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