ハミング癖
今更グールドの話なんぞ、ネット上には溢れ返っている。グールドのCDは我が家にはかなり揃っている。バッハ中心にいろいろだ。作品解説の冊子には「グールド本人の歌やうなり声がはいっていますがご了承ください」という趣旨の注意書きがほぼ必ず添えられている。
確かに確かに、歌詞が無いから歌とは言うまいが、聞こえる。批判されることもあったが、どうにも止まらなかったらしい。最早名物の域だ。彼の演奏は素人の私に真似ることは出来ないが、ハミングのほうは何とか真似ることが出来るかもしれない。
ハミングの中で気に入っているのは「フーガの技法」だ。聞いてみると意外とと申してはなんだが美声だ。音程もはずれていない。ピアノの楽譜を見ながらこれを完全にまねて歌えたらそれなりに受けが取れるかもと練習している。よく聴くと、ときどき左右どちらの手も弾いていない旋律を歌っているようにも聞こえる。
« アッカルドコレクション | トップページ | フェスト中止 »
コメント