Allegro ma poco
「快速に、けれど少しだけ」とでも解するのだろうか。
ルクレールの「2つの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」に出現する。op3とop7各6曲ずつ、合計41楽章のうち、4つの楽章冒頭に鎮座する。
- op3-1 第2楽章
- oo3-5 第1楽章
- op7-1 第1楽章
- op7-2 第1楽章
作曲者ルクレールはフランス人だ。ネイティヴのイタリア語ユーザーではないから何かの間違いかとも思うけれど、これだけあるのだからそれなりの意図の反映に違いない。プレーンの「Allegro」より遅いと思うがどうだろう。同じ曲集に「Allegro ma non troppo」「Allegro non presto」「Allegro moderato」も使われている。「Allegro+抑制語」が非常に多彩だ。
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