BWV1029
3曲知られているバッハのガンバソナタの中では、どれか一つをと言われればト短調BWV1029を取る。他の2曲が緩急緩急の4楽章で成り立つのに対して、ト短調だけが急緩急の3楽章形式で、コンチェルト寄りの外見だ。
学生時代ヴィオラを習っていたレッスンの中でブランデンブルク協奏曲第6番に続いて同曲を取り上げた。だからという訳でもないのだが、とりわけ第二楽章Adagioが気に入っていた。
ト短調ガンバソナタの第二楽章は、何気なくブランデンブルク協奏曲第6番の第二楽章に似ていると感じていた。フラット2個の長調で、2分の3拍子が共通していることもあろう。作曲の後先は厳密には不明ながら同じオーラを感じる。
そのつもりで眺めると第一楽章冒頭はブランデンブルク協奏曲第3番に似ているのだが、私の好みはより陰影に富むガンバソナタだ。
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