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2020年11月14日 (土)

独奏楽器の復元

元のコンチェルトが編曲によって装いを変えることは共通しているのに、結果生まれた作品には微妙な違いがある。まずは「無伴奏チェンバロ協奏曲」を志向したのがBWV972からBWV987までの15曲だ。演奏に必要なのはチェンバロ1台である。同じ発想ながらチェンバロでなくオルガン独奏になった曲も3曲ある。

さて今一つの系統は、元のコンチェルトの独奏パートを同数のチェンバロに置き換えたパターンだ。BWV1052からBWV1065まで。ソロを取り囲むトゥッティは原曲のまま維持される。

前者はワイマール時代他の作曲家の作品からの編曲であるのに対して、後者は自作からの転用で、ケーテン時代の作品。

無伴奏チェンバロ協奏曲の方は、原曲における独奏楽器がわかっているのに対して、後者は元の独奏楽器が確定していないものが多い。元のコンチェルトの自筆譜が発見されていない中、編曲後の姿の楽譜だけが残されているから、古来研究家が元の独奏楽器の復元に心を砕いてきた。

BWV1060では、一番聴かれているのが「ヴァイオリンとオーボエ」となっているが、「2本のヴァイオリン」盤も捨てがたい。

あるいはBWV1056ヘ短調は、ヴァイオリン協奏曲あるいは、チェンバロ協奏曲で弾かれることが多いけれども、オーボエ盤もおすすめだ。

 

 

 

 

 

 

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