カンタータ140番。「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」の第二曲レチタティーヴォハ短調の冒頭の話だ。テノールの独唱が「彼が来る」「彼が来る」と語りかける場面。同カンタータの肝、花婿の到来を告げるシーン。
ブラームスの第4交響曲の第一楽章冒頭にそっくりだ。ブラ4はホ短調で「H-G-E-C」と立ち上がるのに対し、長3度低いものの、音程の関係は丸ごと維持される。第4交響曲はフィナーレにおいてカンタータ150番の終末合唱が引用されることは有名だが、こちらの類似はあまりに瞬間芸的なので見過ごされている気がする。
この程度で興奮していては身が持たないと知りつつつい。
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