かけもちの人たち
バッハの室内楽、ヴァイオリンソナタとガンバソナタのCDコレクションを列挙した。それらを見比べるとわかるが、どちらのリストにも名前の挙がっている人がいる。下記の通りだ。
- Zuzana Ruzickova 往年の大チェンバリスト。
- Gustav Leonhardt 古楽器界の大御所。
- Glenn Gould 風雲児グールド。この中では唯一のピアニスト。
- Trevor Pinock
- Kieth Jaretto 地味にチェンバロを弾いている。カシュカシアンとのガンバソナタ花丸。
当たり前と言えばあたり前だが、鍵盤楽器奏者たちは、ガンバソナタではガンバ、チェロ、ヴィオラのお供だ。
さてさて弦楽器側でただ一人、かけもちがいる。ヨゼフ・スークという人。ガンバソナタではヴィオラをに持ち替えている。ヴァイオリンソナタではエラートとスプラホン2種ある。ガンバソナタとあわせて3回の登場すべてがルチコヴァのチェンバロ。全体に落ち着いたテンポでしっとりとした演奏で、お気に入り度高めだ。無伴奏ヴァイオリン作品の録音と合わせて、バッハへの深い敬意に満ちている。ドヴォルザークの曾孫である。
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