今のお気持ち
かるた特集にバッハを取り上げたところで、一連のバロック特集が一段落した。終わりという訳ではないが一区切りだ。
「今のお気持ちは?」と誰も訊いてくれそうもないので自分から切り出す。
中学高校と6年のめり込んだベートーヴェンは、大学2年の夏に台頭したブラームスに代わられてから、脳内マインドシェアを極端に落とした。同時にワーグナーやリスト、ブルックナーなどにも共感しにくい脳味噌になった。
今回は違う。バッハを筆頭とするバロック、とりわけドイツバロックの諸家についての情報に浸されようともブラームスの位置づけは微動だにしない。逆に、そうしたドイツ音楽の歴史に深く触れた後、ブラームスへの愛情が深まったと断言する。
バッハだけを聴いてバロックを知った気になっていたことが白日の下にさらされたようで恥ずかしい。
つまりは一歩ブラームスに寄り添えたということだ。
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