雨の描写
ブラームス作品における雨の描写といえば下記であると、申したことがある。
- ヴァイオリンソナタ第1番ト長調op78「雨の歌」
- 歌曲「夕立」op70-4
- ドイツレクイエム第4曲中間部いわゆる「干天の慈雨」だ。
ブラームス愛好家のチョイスとしては自然だと思うが、世の中のクラシック愛好家のチョイスとなるとヴィヴァルディの「四季」から冬の第二楽章が高い確率で選ばれそうだ。
私とて大好きな曲である。思うに「ヴィヴァルディって天才」だ。雨の描写自体はピチカートなのだと思う。独奏ヴァイオリンは、暖炉の前のくつろぎの描写だろう。冬の雨なのに雪にならないのはイタリアならではである。梅雨時の雨ではないところに欧州らしさも感じる。
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