269-315-293-297
奇妙な数列だ。どこぞのIPアドレスかもと。ヴィヴァルディの作品を整理したリオム番号のルールは編成別調性順だ。このルールの下、名高い「四季」を構成する4曲のリオム番号がこうなる。
- op8-1 Edur 春 RV269
- op8-2 Gmoll 夏 RV315
- op8-3 Fdur 秋 RV293
- op8-4 Fmoll 冬 RV297
「op」を頂く作品番号なら「op8-1」から「op8-4」まできれいに整列する一方、ヴィヴァルディを含むバロック時代の特徴として、作品出版をキーにした「作品番号」の概念は機能しない。作品全般を俯瞰しようとした場合「op」では抜けが多くてお話にならないということだ。ヴィヴァルディの場合「op」は12番までだ。op13とop14は疑われている。
ブラームスやベートーヴェンではきっちりと機能する「op」という体系が、バロックでは役に立たないということ。
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