BWV539
いわゆる「ドリアントッカータ」BWV538と、ブラームスが演奏した記録の残るBWV540の間に挟まれたBWV539は、解説書での扱いも小さく、気にもとめない作品だったが、インデックス作成の過程で聴きなおしてぎょっとした。「前奏曲とフーガ」のフーガの部分がどこかで聴いたことがある感じがした。それもそのはず無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001の第二楽章のフーガそのままだった。
オルガンで弾かれてなんの違和感もない。これを無伴奏ヴァイオリンでと思い立つバッハの着想がすごい。どちらがオリジナルだったにしろ凄いことだ。
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