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2021年3月 8日 (月)

犬になりきる

大学3年の春だったと思う。オーケストラの団内アンサンブルでヴィヴァルディの四季から「春」を弾いた。トゥッティ側のヴィオラで演奏に参加した。ソロを弾けてしまう頼もしい後輩のおかげである。

中学の音楽の授業で習い、清掃の時間のBGMであった音楽を自分で作るのが不思議な感じだった。

なんといっても第二楽章だ。嬰ハ短調の緩徐楽章で、ヴィオラは犬になる。小節の頭に8分休符を据えて、「ドッドー」と弾く。実音は「Cis」。この楽章チェロやコントラバスは丸ごと休みだから、楽曲構造上はヴァイオリン2パートとソロを下支えする役回りなのだが、ヴィヴァルディの指示は「犬になりきる」ということだ。例の「ドッドー」は音高を代えながら楽章中ずっと続く。

とても楽しかった。

 

 

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