お買得の極み
アッカルドさんの四季のCDが、某中古ショップで10,800円の高値だと嘆いた。
ところがこれが実はサクッと解決していた。中古ではない普通のCDショップで、アッカルドさんの弾く古今のコンチェルトを集めたDeccaのボックスがサラリと売られていた。お値段は4000円少々。もちろん新品だ。ボックスの外装には「四季」と書いてある。演奏者の欄にはイムジチと書いてある。開けて確認しない限り詳しくはわからぬという巧妙な表示だ。
まあよい。ベートーヴェン、シベリウス、タルティーニに加えてブラームスまでおさめられている6枚組だ。一枚当たり1000円を切るからと自分を説得して購入した。電車の中でさっそく開封してブックレットを読む。
唖然である。
問題の四季の演奏者が「ナポリ国際音楽祭合奏団」と書いてある。録音日や演奏時間から見て、某中古ショップで見かけたディスクに収められた演奏と同じだと思われる。あちらはフィリップスでこちらはデッカだが、音源は同じなのだ。
このお買い得感はいったなんだ。
タルティーニのホ短調のコンチェルトが、望外の収穫だ。キリリ、キビキビで透明。アッカルド大好きに拍車がかかる。
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