シモンゴールドベルク
シモンゴールドベルクはポーランドのヴァイオリニスト。1909年6月1日生まれ。二十歳でベルリンフィルのコンサートマスターに就任した。当時の指揮者はフルトヴェングラーだ。ナチスの台頭とともにベルリンを追われて米国に逃れる。第二次大戦中は慰問先のジャワで日本軍に抑留されたこともある。
彼の活躍ぶりの紹介は私の手には余る。モーツアルト愛好家の間では伝説にもなっていると聞く。しかし私はバッハだ。正確にいつだったか思い出せないが、バッハのヴァイオリン協奏曲のレコードを初めて買い求めたのが、ほかでもないゴールドベルクの演奏だった。バックはオランダ室内管弦楽団。シャコンヌはシェリングだったがコンチェルトは断固ゴールドベルクである。
若いころ何種類もレコードが買えないからずっと聴き続けていた。気に入っているいないではなく刷り込みに近い。他の演奏を聴いても心のどこかにゴールドベルクが鳴っている。
我が家にCDプレーヤーがやってきてレコードが次々とCDに置き換えられていき、今では同じ演奏をCDで聴いている。
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