ピカルディ終止
バロック音楽によくある終止形。
詳しい定義は知らぬが、おおむね短調の作品が最後の和音で、同主長調に転じて終わることだ。曲の途中に同主長調に転調するのとは区別されているらしい。第一交響曲のフィナーレはハ短調で始まってハ長調で終わってはいるが、「ピカルディ終止」ではないという。
さてさて、ブラームスにはオルガンのための「前奏曲とフーガ」が2つ伝えられている。イ短調とト短調だ。このうちのイ短調ではピカルディ終止は採用されていないけれど、ト短調の方は、前段の前奏曲も後段のフーガも、どちらもピカルディ終止になっている。
バロックっぽい感じが出る。
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