キリスト甦る
オリジナルタイトルは「Christ ist erstanden」という。BWV627と746に反映している。残念ながら4人のうちバッハだけが取り上げている。
何を隠そう最古のドイツ語賛美歌だ。12世紀のグレゴリオ聖歌の楽譜がウィーンやザルツブルクに現存する。旋律の起源はもっとさかのぼる可能性があるものの楽譜という物的証拠の年代をもってさえ最古と断言できる。
復活祭の朝の司式では、カトリックにあっても例外的に会衆が歌うことが認められていた。その例外を形成する歌こそが本日話題の「キリスト甦る」だ。だから宗教改革1517年よりも極端にさかのぼる起源をもっている。
今年のイースターは今日だ。ブランデンブルク協奏曲特集に割り込む言及。
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