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2021年4月19日 (月)

トリオの人数

ブラームスの時代、「トリオ」と言えば「三重奏」だ。ピアノ、ヴァイオリン、チェロのピアノトリオが代表格である。しかしバロック時代となるとそうはいかない。バロック時代に好まれたのはトリオソナタなのだが、編成には必ずしも決定版がない。それどころか演奏者の数も「3」とは決まっていない。「トリオ」は「3つの楽器」「3人の奏者」を意味しておらず「3つの声部」の意味だ。

「旋律楽器2つと通奏低音」の意味である。「通奏低音」に複数の奏者が据えられることもあるおかげで、「3人」にならないケースが多い。一般の傾向としてトリオでいながら4人以上が志向される。

バッハのオルガン作品にもトリオソナタがある。BWV525からBWV530までの6作は、オルガニスト一人による「トリオ」だ。右手と左手と足で「3つの声部」をまかなう。あるいはBWV1014を筆頭とするヴァイオリンソナタはチェンバロの両手とヴァイオリンの3声になるなど奏者は2人となる。

なるほど空気を読んだグールドさんはピアノの両手とハミングのトリオを志向した。

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