ホリガーさんの妙技
ハインツホリガーさんは、私がクラシック音楽に目覚めたころ、すでにオーボエの巨匠だった。しょっちゅう飛ぶ鳥が落ちていた。最近のお気に入りは断然バッハ。とくにオルガンのためのトリオソナタ全6曲を、室内楽版で録音してくれている。
- BWV525 オーボエ、チェンバロ、チェロ
- BWV526 オーボエ、ヴィオラ、通奏低音
- BWV527 オーボエ、チェンバロ、チェロ
- BWV528 オーボエダモーレ、ヴィオラ、通奏低音
- BWV529 オーボエ、通奏低音
- BWV530 オーボエ、ヴィオラ、通奏低音
室内楽への編曲はあまた存在するが、オリジナルの調性が保存されているのは珍しい。BWV529は、チェンバロの両手とオーボエでトリオを形成する意欲作だ。偶数番ではヴィオラが登場するのが本当にうれしい。とくにBWV526ハ短調の第二楽章には心洗われる。
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