ヴァルヒャマジック
ヴァルヒャさん自慢のバッハ新旧オルガン作品全集を買い求めたころの話しだ。
BWV525から始まるオルガンのためのトリオソナタは、「両手と足によるトリオ」という秀逸なアイデアほどには親しめていなかった。もっと言うと当時所有していたCDを聴いて腰が引けていた。むしろオーボエとヴィオラとのからみが美しいホリガー盤を愛聴していた。ところがヴァルヒャさんの新盤が我が家に来て何気なく聞いたら。絶品だった。オルガンの音色が可憐で多彩だった。
モノラルながらディスク1に6曲のトリオソナタがすべて収録されている旧盤の収録の仕方がありがたい。新盤や別演奏家のものは、収録がほぼランダムで、トリオソナタ全6曲を通して聴くには手間がかかった。そういう使い勝手は地味に大きい。
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