ヴィオラ弾きのバッハ
バロック音楽におけるヴィオラの微妙な出番について言及したばかりだ。バッハ本人がオルガンやチェンバロの達者な弾き手であったほか、弦楽器ではヴィオラの演奏を好んだと証言されている。ブラームスのようなあからさまなヴィオララヴの表出は控えられているが、自分で弾くのは諦めて、上手な人のCDを楽しむに徹すれば退屈しない。以下気に入っている順に列挙する。
- ブランデンブルク協奏曲第6番BWV1051 まあなんといっても筆頭だ。
- インヴェンションの弦楽二重奏版
- トリオソナタ 原曲はオルガン オーボエ、ヴィオラ、通奏低音で
- ガンバソナタのヴィオラ編曲 全3曲どれもいい。
- 無伴奏チェロ組曲のヴィオラ編曲 オリジナルのオクターブ上を弾く感じ。
- ゴールドベルク変奏曲弦楽三重奏版 超絶技巧
- シンフォニアの弦楽三重奏版
- 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータBWV1004 ヴィオラ版 5度下に移調
この中では1,2,3が特に気に入っている。1番はジョルディサヴァール版。ファビオビオンディがヴィオラを弾くというマニア狂喜の1枚。2番はジャニーヌヤンセンとその仲間たち。3番は、ハインツホリガー版。6曲のうち2番ハ短調、4番ホ短調、6番ト長調にヴィオラの出番がある。
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